GWが終わった
辺りに人の気配が戻ってきた
工場の稼働する音、家の前を通るお隣の施設の人々
いつも通りだ 何ら変わらない、と言える日はまだ遠い
停滞感漂う日々を送り、1ヶ月余り
私の暮らす、この岐阜県は緊急事態宣言が発表され
慣れないけど浸透していく 非日常が日常になりつつある
この地域だけなのか、市内すべてなのか、
頻繁に市からアナウンスが流れる
夏場なら「熱中症に気をつけましょう」とか
空気が乾燥していると「火の始末に〜〜」
「消防団の〜」「子どもの帰宅の見守りを〜」
2日に1回くらいはここら一帯に声が鳴り響くので
耳も体も慣れてしまった
実家のほうでは、滅多に聞いたことがなかったから
どんな内容かも記憶にないくらいだ
新型コロナウイルスの危機が迫る頃から
毎日注意喚起、更には、1日に2回と高頻度になった
あれ、今日はどうだったっけ
アナウンスが日常の一部になったからなのか、
単に流れなかったのか
慣れは不意に人を侵食する
できることをする それがやるべきこと
photo / Douglas Dare「Red Arrows」を聴いて